今回は、アメリカで逮捕・起訴され話題となっている日本人「エビサワ・タケシ」氏について取り上げたいと思います。
核物質の密輸で逮捕
アメリカ連邦地検は２０２４年２月２１日、核物質（ウラン・プルトニウム）をミャンマーから同国の反政府組織を介し、他の国へ密輸しようとしたとして、日本国籍で「ヤクザ」のエビサワ・タケシ（６０）を追起訴したと発表した。
アメリカ ニューヨークの連邦地検は21日、日本国籍の60歳の男を、ミャンマーからウランやプルトニウムなどの核物質をほかの国に密輸しようとした罪で起訴したと発表しました。
起訴状によりますと、この男はエビサワ・タケシ被告で、核物質のサンプルを東南アジアのミャンマーからタイに持ち込んだとしています。
過去には武器の密輸で...
エビサワ被告は２０２２年にも、ミャンマーの反政府組織に提供するため、アメリカ製のミサイルや自動小銃などを購入し、対価として覚醒剤のサンプルをアメリカ国内に密輸しようした罪で逮捕され*4、ニューヨークで拘束されていた。
この時、ロケットランチャーを構えて笑みを浮かべるエビサワ被告の姿がメディアで公開された。その姿は人々に衝撃を与えたと同時に、「この男は何者なのか？」という疑問から各方面で話題となった。
報じられている経歴
「デイリー新潮」は知人の話から、エビサワ被告について「チンケな詐欺師」との見出しで、その経歴について報じている。
記事によると、エビサワ被告は宇都宮市のアパートに在住し、妻と子ども二人がいる。中学を卒業後、父親の木工屋を手伝うが長続きしなかった。以後、宇都宮市内のファミリーレストランを拠点に、知人に様々な儲け話を持ちかけては金をだまし取る詐欺を働いてきた。一年の半分近くは海外で過ごしていたという*5)。
本当に「ヤクザ」なのか？
エビサワ被告は「ヤクザ」であると発表されているが、本当に日本の暴力団に所属していたのか？これについて、報道では以下のように伝えられている。
また、デイリー新潮の記事も、警察当局のデータベースに組員としての登録がなく、また知人の話として、エビサワ被告はヤクザになったことなどないと伝えている*7。
YouTuberの懲役太郎氏は、エビサワ被告は「ヤクザ」ではあり得ないと自身の動画内で否定している。
宅建太郎氏の動画では、エビサワ被告がかなり昔の一時期、日本のある暴力団組織に所属していたという情報が明かされている（真偽は不明）。
*1:DEAを欺いた「日本のヤクザ親分・エビサワ」は本物の闇商人だったのか？ 米司法当局がウラン密輸容疑で追起訴 知人は「栃木県の2DKアパートに住むチンケな詐欺師」 | デイリー新潮 (dailyshincho.jp)
*2:米で日本国籍の男起訴 核物質を他国に密輸しようとした罪 | NHK | アメリカ
*3:日本の「ヤクザ」、核物質を密売しようとしたとして起訴 米検察 - BBCニュース
*4:DEAを欺いた「日本のヤクザ親分・エビサワ」は本物の闇商人だったのか？ 米司法当局がウラン密輸容疑で追起訴 知人は「栃木県の2DKアパートに住むチンケな詐欺師」（全文） | デイリー新潮 (dailyshincho.jp)
*5:DEAを欺いた「日本のヤクザ親分・エビサワ」は本物の闇商人だったのか？ 米司法当局がウラン密輸容疑で追起訴 知人は「栃木県の2DKアパートに住むチンケな詐欺師」（全文） | デイリー新潮 (dailyshincho.jp
*6:自称“ヤクザ”のエビサワ・タケシ被告を起訴 核物質をミャンマーから他の国へ密輸しようとした罪 米・ニューヨーク司法当局｜FNNプライムオンライン
*7:DEAを欺いた「日本のヤクザ親分・エビサワ」は本物の闇商人だったのか？ 米司法当局がウラン密輸容疑で追起訴 知人は「栃木県の2DKアパートに住むチンケな詐欺師」（全文） | デイリー新潮 (dailyshincho.jp)
